地方サラリーマンの倹約生活とハイブリッド資産形成

地方を転勤中のサラリーマンがコツコツ倹約して貯蓄し、株・投資信託・不動産などで殖やしていくライフログ。

さらば、信金中金(8421)

4年間お世話になった信金中金(8421)を10口売却しました。

平均購入単価169,674円に対し、平均231,500円での売却。

キャピタルゲインは618,260円、税引き後で約49万円のプラス

4年間で受け取った配当は65,000円×5の325,000円。(うち、2015年分は6月下旬支給予定。)税引き後で約28万円。(2013年以前は税率10%。)

合計で約77万円(約45%、年率約11%)の利益をもたらしてくれました。

売却基準は以下の通り。

 1)直近の高値である248,800円から8%以上下落した。

 2)年明け以降、利回りが3%を切っても上昇を続けていた。

 3)同様に高PERで値上がりし続けていた内需株全体が調整局面に入った。

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1については、兆候はありました。ここ2年ほど、ほとんど横ばいで推移した後に急伸し、その水準でしばらく横ばいしてまた急伸する、という流れが続いていたのに、この1週間、連日1000円前後も下落が続いていて怪しいと感じていました。下落幅が5%を切ったところで機械的に売り発動です。

すぐに動けていれば、5~6万円ほど高く売れていたかもしれません。週明け以降、すぐに株価が元に戻るかもしれません。でもいいんです。利食いで失うものは何もありません。含み益も希望的観測も、実現していない時点では所詮、幻です。消えた含み益に至ってはなおさらです。これで得られた200万円以上のキャッシュポジションを他に振り向ける挑戦の機会が与えられた訳ですし、さらに下がるようなら9月末の優待に向けてまた買い進めばいいのです。(上記2に照らせば、その基準は216,000円。)その時はNISA枠で買い付けるのも一案でしょう。

ともあれ、投資生活の一番苦しい時期を共に過ごしたポジションとのお別れはしみじみするものです。同時に、直近で急騰・反落したポジションもいくつか解消し、キャッシュが1,000万円ほどに膨れました。新しいステージに立ったつもりで頑張るぞ。

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2015年3月収支決算

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3月の収支です。実際には3/2(月)~4/3(金)の収支です。平日は数字をまとめる余裕がないので、今後、月次報告は月の最後の週末か翌月最初の週末を区切りにしようと思います。

今月もジェットコースターでした。第3週くらいには含み益が前月比で50万円近くにまで上昇したのすが、配当落ち後は前月比マイナスに落ち込みそうになり、その後、ここまで戻しています。

今月の失態は何といっても北陸電工(1930)です。TOBには結局当たらず、TOB発表後に騰がった分がキレイに帳消しになりました。欲張らずに応募期間中に市場で売っておけば24万円上積みできていたことになります。ただ、過ぎてしまったことは仕方がないですし、業績好調かつ低PBR・低PERに戻っただけなので、じっくり長期で行きます。そのほか、株式は現在15銘柄を保有していますが、絞り込みを検討中です。

優先出資証券(信金中金(8421))は配当落ち前の高値から8万円ほど下落していますが、それでも月次では2.7万円のプラスでした。6月には6.5万円(税引前)の配当が入ってきます。

投資信託はほぼ横ばいです。内訳をみると、先進国株式と先進国REITが下落、日本株JPX400と新興国が上昇しています。3日に発表された雇用統計も芳しくなかったようですし、先進国は欧州・米国ともしばらく波乱が続きそうです。

外貨MMFは、豪ドルが引き続き値下がりしています。90円台割れは避けてほしいところです。米ドルは119円台にへばりついていますが、短期的に円高局面が来るかもしれません。こちらは淡々と積み立てるまでです。

 

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手放した株の急騰に思うことー説明責任と結果責任

株価が押し目もなく騰がっています。自分の保有株もおかげさまで切りあがっていますが、かつて保有していた株にはそれ以上に騰がっているものも少なくありません。

それを見ていて、あることに気が付きました。

悔しい株と悔しくない株があることに。

例えば最近急騰した銘柄の一つ、エーザイ(4523)は私が売った昨年から倍以上になっています。思えば、数年間、配当で糊口をしのぎながら含み損を引きずっていた株でした。あまりに長い間、マイナスの数字を見続けていたのがつらかったのか、それから解放されたのがうれしかったのか、数万円の利益が出ていたところで他の株に資金を振り向けるべく売ってしまいました。典型的な「ヤレヤレ売り」です。考えてみれば、JPX400が鳴り物入りで設定されるなど、安定高配当の株の下値が盤石になったあの時期に売る必要はなかったのです。なんとも惜しいことをしたものだと悔しい限りです。

もう一つ、今年の初めに売ったかわでん(6648)も今日時点で6割以上上昇しています。ところが、こちらはそれほど悔しくはありません。「社員による7億円の着服が発覚して決算発表が遅延」という、明確な売却理由があったからです。実際には、その後、好決算と増配が発表され、結果的には売る必要はなかったということになります。しかし、少なくとも先のことが分からなかったその時点では合理的な判断の範疇だったと思います。

要するに、自分なりに明確で納得のいく理由に基づいて売買をしていたかどうかの違いです。結果がすべてではありますが、そこに至るプロセスが合理的であればあるほど、そのあとのパフォーマンスも長期的に良くなる可能性が高くなりますし、何より悪い結果に終わったとしてもそれを受け入れやすくなります。これは精神衛生上も望ましいことです。

世の中は理不尽なことであふれかえっています。結果に責任を取るつもりで起こしたものでない限り、自分の日々の判断や行動さえもその一部となりえてしまいます。自分自身に対する説明責任を果たすことが、結果責任を受け入れる度量を備えることにつながることでしょう。極論すれば、一見理不尽に見える世の中の出来事は、すべて自分自身の投影なのかもしれません。

逆に言えば、いま自分が持っている株で値上がりしているものについても、納得のいく理由に基づいて買ったものか、明確な理由によって保有し続けているものなのか、問いただす必要があります。勇んで買った株が下がった場合や、買おうと思ったけれど結局買わなかった株が騰がっている場合も同様です。

「そのトレードとホールドに理由はあるのか?」

常に自分に問い続けようと思います。

 

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2015年2月収支決算

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今月は先月とは打って変わって株式のパフォーマンスが悪く、投資信託が上昇するとう結果でした。日本株は15年ぶりの高値をつけています。上がっているのは先物にからむ大型株と中型の好業績銘柄のようですが、私の保有銘柄はついていけていません。先月、ハードオフコーポレーションと北陸電気工事で大きく上げたので贅沢は言えませんが、指をくわえてみているしかないのは少々歯がゆいです。。。

投資信託の上昇は、日本株のインデックスの上昇はもちろん、先進国株式の上昇と円高の一服が効いています。逆に先進国リートは米国の利上げを織り込んでか、含み益が10%ほど目減りしていますが、それを差し引いても先月比20万円近くの上昇でした。

MMFは、月初に豪ドルの利下げがあり、一時大きく下げましたが、少し戻しています。追加の利下げも懸念されているため、このまま積立を続けるかどうか、考えどころです。

3月は配当取り相場。高配当銘柄を中心に保有しているため、権利落ち前に高値で売る銘柄と持ち越す銘柄を、値動きを見ながら見極めていきます。

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配当控除で還付金

確定申告の季節です。

私は以下の2点で確定申告が必要でした。

 

 ①前年までの損失を繰り越したりその年の当年の利益と相殺したりする

 ②不動産投資の利益を申告し、ローン利息などの経費を控除する
  (→当面は会計上赤字なので、還付金がもらえる。)

 

これまでの累積損失は昨年の確定申告で相殺しつくしたので、今年は②だけでいいと思っていたのですが、思わぬ作業が待っていました。株式の配当金を申告書に記入すると還付金がもらえるらしいのです。

カラクリはこうです。2013年までは証券優遇税制があったため、株式の譲渡益と配当収入は総合課税ではなく申告分離課税にしたほうが納める税金は少なくて済みました。ところが2014年から証券優遇税制が廃止されて申告分離課税の税率が20.315%に引き上げられた結果、課税所得が695万円以下の場合は配当収入を総合課税にして配当控除を適用したほうが税率が低くなるというのです。

昨年受け取った配当は地味に件数が多いため、会社名と金額の入力に結構手間がかかります。来週の日曜日は所轄の税務署が特別に近所の公共施設で申告会場を開設してくれるので、それまでに作業を終わらせなければ…

2015年1月収支決算

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今月は強弱入り混じる結果でした。

<株式/優先出資証券>

株式のパフォーマンスは良好でした。北陸電気工事(1930)のTOBTOBが発表されたほか、ハードオフコーポレーション(2674)を平均取得単価835円で保有していたのが1100円台に急騰したため、1200株のうち800株を利益確定しています。そのほかも配当利回りが高めの中位株をメインで保有しているのですが、これも全体的に値上がりしています。買い入れているのが日銀なのかGPIFなのか知りませんが、今月のプラスは政策によるゲタが半分以上と考えていたほうがいいでしょう。配当取りに向けて上昇余力があると見込まれる株をいくつか追加購入しましたが、読みが外れた場合もすぐに逃げられるようにするつもりです。

投資信託

バランスファンド、先進国株、先進国REIT新興国株、日本株(JPX400)を積み立てています。月末時点の比較でこそ8万円の下落ですが、月の半ばは前月末比で40万円以上マイナスになった日もありました。原油安、ユーロ安、米国株安によって先進国株式ファンドが5%下落したのが効いています。先進国REITファンドは4%上昇していますが、株式のほうの保有比率が大きいため、補いきれていません。バランスファンド新興国株式ファンドはほぼ変わらずです。30日も円高が進んで欧米株が下落したため、火曜日にはまた下げることでしょう。原油安、欧州金融緩和、ギリシャ政権交代、米国企業業績低迷によるリスクはしばらくくすぶりそうです。本来、投資信託の積み立てで値動きに一喜一憂すべきではありませんが、当面のリスク回避のために先進国株の一部を利益確定したほうがいいのかもしれません。

<外貨MMF

米ドルは若干下がった程度でしたが、豪ドル安が響いています。原油安の影響をもろに被ったのでしょう。来年から外貨MMFの為替差益に対する税制が変わるため、何とか今年中にプラスで売り抜けたいところ。結果論ですが、年末の高値で手放したほうがよかったですね。こちらはしばらく様子見でいきます。

 

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保有銘柄にTOB-北陸電気工事(1930)…どうすりゃいいんだ?

保有銘柄の北陸電気工事(1930)が大幅高。

ニュースを調べてみたらなんとTOB

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平均取得単価559円で2,000株保有しており、今日の終値が808円。

含み益が今日だけで182,000円上昇して498,000円。

大当たり~(カランコロンカラン)

なんて浮かれていられません。

初めてのケースなのでどのように動けばいいのかわかりません。

全株式を取得して完全子会社化するのであれば、株価はTOB価格に張り付くのでそこで売ればいいけれど、連結子会社化のためのTOBで上場は維持されるとのこと。株価はTOB価格までは届かず、自ら買い付けに応じなければならないかもしません。その場合、市場株価とTOB価格の差額はTOBの手続きを踏むための手間賃と考えられます。

その手間賃がいくらくらいなのか。仮にTOB価格の850円まで上昇するなら、上値余地は(850-808)×2,000=84,000円。でも、そこまでいくかどうかを見届けようとしている間に買い付け期間が終わってしまう可能性もあります。とりあえず行動を起こさなければなりません。買い付けに応じるにはどうすればいいのか、ざっと調べてみました。

 

 ①公開買付代理人である野村証券に口座を開く(書面郵送、1週間程度)
  ↓
 ②いまの証券口座から野村證券に株式を移管する(書面郵送、1週間程度)
  ↓
 ③野村證券の口座でTOBに応募する(ネット手続き)

 

・・・めんどくさっ!

でもとりあえず、野村に口座を開いてみます。そうこうしている間に市場の株価がそこそこ上昇するようなら、そこで売ってしまうかもしれません。

 

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