地方サラリーマンの倹約生活とハイブリッド資産形成

地方を転勤中のサラリーマンがコツコツ倹約して貯蓄し、株・投資信託・不動産などで殖やしていくライフログ。

私が収益をパーセンテージで表記しない理由

株式投資の収益パフォーマンスを年初来パーセンテージで競っておられる個人投資家ブロガーの方も多いと思います。月次の収益報告を見ればお分かりいただける通り、私は収益をパーセンテージで表記していません。含み損益も確定損益も税抜きの絶対額で記録しています。パーセンテージで表記するためには、当然ですが分子に損益、分母に元本を用いる必要があります。私の場合、その元本を明確に定めていません。

 

たとえば直近の5月の状態は次のような状態になっています。株や投資信託など有価証券に姿を変えているお金が2595万円、うち含み益が499万円、証券口座に待機資金として入金されているお金が1059万円。このほか、生活資金口座に200万円ほどあります。今年に入ってからの収益は、税抜きベースで223万円、税控除前で280万円ほどです。収益をパーセンテージで表記するのなら、分母としては2595+1059-280=3374万円、分子に280万円を持ってきて8.2%とすべきかもしれません。

しかし、敢えてそうした管理はしないことにしています。理由は、いくつかあります。

 

資金効率を気にするあまり不要な投資行動に出ることを防ぐ

企業であれば、不必要に現金をためずに投資なり配当なりに回すことが求められます。個人であっても、「お金は銀行に預けるな」と言われるまでもなく、為替変動やインフレリスクを考えると、日本円をそのままの形で持ち続けることもリスクを負っていることに代わりありません。

しかし、だからと言って闇雲に無理をして金融商品に手を出すのも得策ではありません。自信を持ってリスクを取れる投資先を見つけるだけの時間と能力が不十分であることを自覚して勉強を続けている限りは、キャッシュポジションにも意味があると考えます。

 

②異なる性質の金融商品の収益率を一緒にしない

私の投資ポジションは株式と投資信託と外貨MMFに大きく分かれます。これらは全て、求められる戦略も期待されるリターンも考慮すべきリスクも異なります。株式だけを見ても、長期投資のつもりで買っている株もあれば、比較的短期の値上がりを期待して買っている株もあります。投資信託と外貨MMFはドルコスト平均法で積み立てています。そして、元手となる待機資金は全て一本です。

「だったら元手資金をそれぞれのポジションごとに割り振れば、収益をパーセンテージで管理できるのでは」という意見もあると思いますが、元手資金の割り振りも恣意的な要素が入るため、そうして測った恣意的な収益率を他のブロガーさんたちと競っても大した意味はないのではないかと考えています。

銀行口座より証券口座のほうが利回りがいいこともあり、毎月の貯蓄額から少しずつ入金しているため、全体の元本自体も常に変動していますしね。

 

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