地方サラリーマンの倹約生活とハイブリッド資産形成

地方を転勤中のサラリーマンがコツコツ倹約して貯蓄し、株・投資信託・不動産などで殖やしていくライフログ。

振り返り2・独りよがりトレードとオフ会の衝撃

前回の続き。

ライブドアショックで火傷をしてから、しばらく株からは遠ざかっていましたが、のど元過ぎれば何とやら。数ヵ月後にはまた同じように深く考えずに適当な株に手を出しては傷を広げ、ちょっとの利益で利食ってしまうという下手なトレードを繰り返していました。もう本当にあの頃に戻って自分をぶん殴りたい。結局、2006年から2007年にかけて、約70万円の損失を確定申告で繰り越しています。(結局、この損失は3年間の時効の間に相殺することはできませんでした。)正確な記録が残っていないのでわかりませんが、これとは別に含み損も数十万円~100万円あったと記憶しています。

 そんな中でも、ひとつ大きな転機だったのは、ネットのコミュニティで見つけた同年代の投資仲間とのオフ会です。同年代ということは、投資の種銭がようやく貯まり始めた頃で、「どの証券会社がいいかなあ」とか、「PERとかPBRとか、初歩的なことからみんなで勉強していきましょう」みたいなノリだと想像して、ノコノコと出かけて行きました。

ところが集まった人たちは、みな当時20代後半だというのに、信用取引、IPO、FX、オプションを使いこなし、各種指標や主要企業の決算はもちろん、日銀やFRBの動向もつぶさにチェックしている猛者ばかり。中には既に数千万円から数億円という利益を叩きだしている人も。彼我の違いに打ちのめされそうになりましたが、みな優しく仲間に入れてくれたのが救いでした。このメンバーにはいまでも遠く及びませんが、かなり刺激を受けています。

とりあえず手数料の高いマネックス証券で株を買っているということを徹底的にディスられたため、翌日には速攻でイートレード証券(現SBI証券)に口座を開きました。「何千万、何億と稼いでいるのに、数百円とか千円の手数料の違いを重要視する。そういう姿勢だからこそそれだけ稼げるようになるものなんだ」と納得したものです。

 あとは、勉強量が圧倒的に足りないことを痛感し、それまで以上に真剣に関連書籍を渉猟しました。当時買った本で、いま読み返してみても大切なツボを分かりやすくコンパクトにまとめられているなあと思うのは以下の2冊です。

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

投資戦略の発想法―ゆっくり確実に金持ちになろう

 

  残念ながら著者はとある件で逮捕されてしまいましたが、この本の価値は変わりません。タイトルの「ゆっくり金持ちになろう」というフレーズは、いまでも時に気がはやりそうになる自分を戒めるのに十分な力を持っています。

内藤忍の資産設計塾【第3版】----あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法 (資産設計塾シリーズ)

内藤忍の資産設計塾【第3版】----あなたとお金を結び人生の目標をかなえる法 (資産設計塾シリーズ)

 

こちらの本も、初心に返るために新しい第3版を買い直しました。原点は大事です。

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