地方サラリーマンの倹約生活とハイブリッド資産形成

地方を転勤中のサラリーマンがコツコツ倹約して貯蓄し、株・投資信託・不動産などで殖やしていくライフログ。

振り返り4・弱り目、たたり目、全てが裏目

2009年から2011年はほとんど積極的な売買はしていません。バランスファンドとMMF(米ドル、豪ドル、ユーロ)をそれぞれ毎月5万円ずつ買い進めていっただけです。バランスファンドは、当初マネックスの「資産設計・育成型」を積み立てていっていましたが、三菱UFJ投信から低コストの「eMAXIs」が販売されたため、途中からそちらの先進国株と新興国株の積み立てに切り替えています。あとは配当目的の医薬品株を数銘柄とREITを1銘柄保有していたのみ。

ただ、この間もドバイショックギリシャショック、欧州債務危機などが立て続けに起き、ドルと株価はダラダラと下がり続けていきます。そして東日本大震災。タイミングが悪いことに、震災直前に優待と配当目当てに信金中金の優先出資証券を10口170万円ほど購入していたのが、地方経済への打撃への懸念からなのか、一気に20万円ほども下落しました。配当は年間6万5千円。「いくらなんでもこれは底だ。優待のギフトも含めれば、3年耐えれば元が取れる。」そう言い聞かせて、重い漬物石で塩漬けにする決意を立てたのでした。

2011年8月、米国債の格下げショックで円高が極限に達します。株も国内外ともに激しく下落。この頃が精神的に一番つらい時期でした。損失額で余裕で新車を買えていたと思います。積み立てている外貨建て投信もMMFも損失は膨らむ一方。残念ながら、こんな精神状態を「エアベンツ買っちゃった」なんて笑い飛ばせるほど懐は深くありません。「何が分散投資だ。何がドルコスト平均法だ。全体が下がれば何にもならないじゃないか。“貯蓄から投資へ”なんて売る側のセールストークじゃないか。」そんな衝動から、いっそのこと全部売却して全ての損失を確定してやろうかとも思いましたが、ビビったからなのか、理性が働いたのか、この年に確定させた損失は40万円にとどまっています。

一方、医薬品株などから得た配当の合計額は約16万。損益通算の確定申告で返ってきた税金は、まさに砂漠の一滴でした。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ