2015年8月収支決算
8/3-8/28の収支報告です。
大きくやられました。この時点では今年の利益はまだ100万円ほど残っていますが、これから1週間たった現在では30万ほどにまで減っています。年間でプラスを保てるかどうかも怪しくなってきてきます。
精神的にもこたえました。狼狽売りに近い形でわずかながらポジションを縮小させましたが、もっと狼狽したほうが結果的に正しかったのかもしれません。買うのも売るのも愚鈍でした。リスク管理が甘かったというか、自分の精神的なリスク許容度を甘く見積もっていたかもしれません。
何もかも、去年の末の金融緩和前の水準に戻っちゃいましたね。日銀の弾も残りが限られているようですし、今年は7年おきの暴落サイクルに当たっているというまことしやかな言説も不気味ですし、しばらくは「気絶投資法」で行こうと思います。さらにポジションを減らしていくかもしれません。
とりあえず、こういう記事↓でゲラゲラ笑える程度には落ち着いています。
2015年7月収支決算
7/1(月)-7/31(金)の収支です。
今月は+68,875円と微増でした。
月中、ギリシャと中国に振り回されて-1,000,000円近くまで下げましたけどね…
1週間前に+200,000円ほどまで戻しましたが、アメリカのクソ決算の煽りを食らって投資信託が再び下落。このままマイナスで終わりかと思われましたが、何とか首の皮一枚でつながりました。輸出銘柄が為替の関係で不調のようです。ドル高もいいことばかりではないですね。当然ですが。
改めて今年のパフォーマンスみてみると、株式は税引き後ベースでも20%を超えるリターンなのに対し、投資信託のほうは全くついていけていません。去年は10月の黒田バズーカと円安進行の影響もあって投資信託のパフォーマンスが現物株を上回って終わりましたが、今年はアメリカの利上げも控えており、楽観はできません。インデックス投資の原理に従い、積み立ては淡々と続けますが、利上げの影響をモロに受けそうな先進国REITと新興国株式のポジションは一部利益確定をして、現物株の原資に回そうかと考えています。
その現物株は、優待目的で持っているANAが伸びてきました。北陸電工も引き続き好調ですが、直近で少し足踏みしています。あと、「割安な有望株を」と思い購入したブリヂストンと日本ライフラインでやけどしてしまい、10万円ほど損切りしています。分散自体が目的の下手な分散はすべきでないと反省し、売却したお金で保有株を買い増ししました。MMFは、原油安の煽りで再び豪ドルが不調です。
ともあれ、記録をつけ始めて以来、月末ベースではここまで19か月連続でプラスです。どこまで続いてくれるのか。
2015年6月収支決算
1週間遅れましたが、6/1(月)-6/26(金)の結果です。
為替と海外株式の波乱で投資信託はマイナスとなりましたが、株式でカバーできました。そのほか、今月は配当が入金されています。約20万円、税抜で約16万円の実入りでした。ごちそうさまでした。
忙しくて更新をさぼっていたら7月第1週はギリシャの急展開で大荒れでしたね。この後、50万円ほどの強烈な下げを食らい、本日時点では前月比-16万円ほどまで戻しています。
ギリシャにはしばらく振り回されそうです。住民投票で改革案が拒絶されれば最後の打ち上げ花火となって大荒れになるでしょうし、改革案を受け入れたとしても、相当数いる反対派が何をしでかすか分かりません。でも何にしても、状況が動き始めたのはいいことです。どんな形でもいいから、早く決着がついてほしい・・・。
私が収益をパーセンテージで表記しない理由
株式投資の収益パフォーマンスを年初来パーセンテージで競っておられる個人投資家ブロガーの方も多いと思います。月次の収益報告を見ればお分かりいただける通り、私は収益をパーセンテージで表記していません。含み損益も確定損益も税抜きの絶対額で記録しています。パーセンテージで表記するためには、当然ですが分子に損益、分母に元本を用いる必要があります。私の場合、その元本を明確に定めていません。
たとえば直近の5月の状態は次のような状態になっています。株や投資信託など有価証券に姿を変えているお金が2595万円、うち含み益が499万円、証券口座に待機資金として入金されているお金が1059万円。このほか、生活資金口座に200万円ほどあります。今年に入ってからの収益は、税抜きベースで223万円、税控除前で280万円ほどです。収益をパーセンテージで表記するのなら、分母としては2595+1059-280=3374万円、分子に280万円を持ってきて8.2%とすべきかもしれません。
しかし、敢えてそうした管理はしないことにしています。理由は、いくつかあります。
①資金効率を気にするあまり不要な投資行動に出ることを防ぐ
企業であれば、不必要に現金をためずに投資なり配当なりに回すことが求められます。個人であっても、「お金は銀行に預けるな」と言われるまでもなく、為替変動やインフレリスクを考えると、日本円をそのままの形で持ち続けることもリスクを負っていることに代わりありません。
しかし、だからと言って闇雲に無理をして金融商品に手を出すのも得策ではありません。自信を持ってリスクを取れる投資先を見つけるだけの時間と能力が不十分であることを自覚して勉強を続けている限りは、キャッシュポジションにも意味があると考えます。
②異なる性質の金融商品の収益率を一緒にしない
私の投資ポジションは株式と投資信託と外貨MMFに大きく分かれます。これらは全て、求められる戦略も期待されるリターンも考慮すべきリスクも異なります。株式だけを見ても、長期投資のつもりで買っている株もあれば、比較的短期の値上がりを期待して買っている株もあります。投資信託と外貨MMFはドルコスト平均法で積み立てています。そして、元手となる待機資金は全て一本です。
「だったら元手資金をそれぞれのポジションごとに割り振れば、収益をパーセンテージで管理できるのでは」という意見もあると思いますが、元手資金の割り振りも恣意的な要素が入るため、そうして測った恣意的な収益率を他のブロガーさんたちと競っても大した意味はないのではないかと考えています。
銀行口座より証券口座のほうが利回りがいいこともあり、毎月の貯蓄額から少しずつ入金しているため、全体の元本自体も常に変動していますしね。
2015年5月収支決算
5/7-5/29の記録です。前月比75万円のプラスと今年最大の利益ですが、内容を見るとあまり素直に喜べるものではありません。。。
<株式>
プラスの大半は、またも北陸電気工事(1939)です。先月、急騰後の855円で2000株を一旦売却しましたが、上方修正後のPERがまだ割安だと考え直し、870円で1000株だけ買いなおしました。そしたら29日時点で1156円に再び急騰、含み益は28万円を超えました。確信があったのならなぜもっと買いなおしていなかったのか。いろいろ反省の多いトレードでした。
それ以外の銘柄では、VTホールディングス(7593)が東証一部への指定替えと記念配当を発表して株価も底上げされたため、1200株のうち600株を利益確定しました。他はあまり芳しくなく、北陸電気工事を除けばTOPIXの6%の上昇に全くついていけていません。ですが、日経平均は何十年ぶりかの11連騰でITバブルの戻り高値を試すなど、歴史的な高値圏でもあるため、周りに惑わされずに慎重にいきたいと思います。
<優先出資証券>
4月に信金中金(8421)を231,500円で10口売却したままですが、その後も値を下げ続け、29日時点で226,000円となっています。チャートが落ち着くまで見守りたいと思います。
<投資信託>
急に進み始めた円安と新興国の爆上げで含み益が増えました。しかし、29日はダウも欧州も急落しているため、週明けは10万円以上のマイナスになりそうです。
<外貨MMF>
米ドル高のおかげで昨年末の含み益を超えました。豪ドルも戻していますが、直近ではやや軟調です。節税のために今年中に利益確定をしたあとは、米国株口座に資金を移し、米国ETFに挑戦することを考え始めています。
連休は投資本読書で自分に投資
連休中は投資に関連する本をいくつか読んでいます。ほかの投資家の方のブログを読んでいくと、当たり前だけど結果を出している方はものすごく勉強している。サラリーマン投資家であっても例外ではない。座右の書を挙げている人も少なくありません。そのほとんどは、お手軽なビジネス書の類ではなく、古典と呼ばれるにふさわしいもの。そこで、複数のブロガーの方が挙げていたものをいくつか買い漁りました。結果、自分が正しかったと確信できた部分、自分が間違っていたと猛省した部分、全く認識もしていなかった部分、いずれもゴロゴロと出てきました。
まずは投資をするにあたって基本となるべき事実。
「株式取引は敗者のゲーム。凡人にはインデックスファンドの長期分散投資が最強。
個別株の取引で市場を出し抜くのは不可能ではないにしても難しい。」
「将来が読めない以上、投資と投機に本質的な違いはない。
投機をするからには、あらゆる賭け事と共通して守らねばならないことがある。」
これを教えてくれたのは以下の4冊です。
ウォール街のランダム・ウォーカー <原著第10版>―株式投資の不滅の真理
- 作者: バートン・マルキール,井手正介
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2011/06/18
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- 作者: マックス・ギュンター,林康史,石川由美子
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 83回
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書かれている内容は、マネー雑誌やビジネス書で読んだようなものも含まれていましたが、それらの原点ともいえる名著を体系だって読むと、いかに今まで自分が愚かだったのかが改めてよくわかります。たとえるなら、受け身も覚えずに柔道技をかけようとしていたようなものでした。柔道ではふつう、受け身をマスターしなければ試合などさせてもらえません。私のように、たくさん怪我をしてこないと受け身の重要性に気づけない愚か者もいるのです。それどころか、基礎体力作りのための走り込みすら不足していたようです。でも、どんなに遅れてもそれが遅いということはありません。身を亡ぼしてしまう前であれば。
この基本を身に着けたうえで、個別株の選別眼を磨く必要があります。柔道のたとえを続けるなら、ここが具体的な「技」の部分になります。この点で参考になりそうなものとして、以下の3点をピックアップしました。
- 作者: メアリーバフェット,デビッドクラーク,Mary Buffett,David Clark,井手正介,中熊靖和
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2002/05
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 110回
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- 作者: ピーターリンチ,ジョンロスチャイルド,Peter Lynch,John Rothchild,三原淳雄,土屋安衛
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
- 購入: 8人 クリック: 68回
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実は、このうちバフェットの本は5年以上前に何かの投資フェアで参加者プレゼントとして無料でもらったのですが、当時はよく理解できず、一度古本屋に売ってしまったのを新品で買いなおしています。当時と比べて会計の知識も身についたいま読み返すと、無茶苦茶面白いです。本当に大馬鹿野郎です。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶといいます。私は愚かなので、経験を経た後でないと歴史に学ぶことができないようです。しかし、マーケットの行く先はその賢者でも知ることはできません。合理的な根拠に基づいて仮説を立てながらも希望的観測は持たず、起こりつつあることに瞬時に粛々と対処していくこと。実際に起こったことに基づいて絶えず自分のビジョンとポジションに必要な修正を施していくこと。これが肝要です。
これらの本の要点はメモ帳に記し、スキマ時間に何度も読み返すつもりです。一部は英語の勉強も兼ね、ネットで検索した原著の原文も書き写しました。明日のために、その1。
Learn and Earn.(学べ、そして稼げ。)
2015年4月収支決算
4/6-5/1の収支です。考えるところがあり、キャッシュポジションを高めました。
今月は後半にだいぶやられました。それでもプラスで終われたのは北陸電気工事(1930)の急騰によるものです。コンセンサス予想を26%上回る決算と業績予想を発表して、株価は発表翌日にストップ高、その翌日も大幅高で合計35万円ほどのプラス、855円で売却して税引前トータル約59万円の利益確定となりました。これがなければ4月の収支はマイナスに沈むところでした。
TOBでは売り損ねたけど、結局TOB価格850円を上回る価格で売れたのは満足です。(業績上振によるPER低下を考えれば、ホールドでも良かったかもしれませんが…。)
<株式>
ポジション整理を進めましたが、上記の北陸電気工事以外はメタメタです。4月の第2週こそプラス30万だったのが月末に急落です。北陸電気工事がなければここはマイナス10万円を下回っていました。
ポジション整理で自信がなくなってきて売却した銘柄が好決算を発表し、残した銘柄が下方修正。それにつられて、連休明け決算発表の銘柄まで軒並み最終週に続落するという。欲張らずに早いうちに逃げておくべきでしたね。精神的には応えましたが、自信はある銘柄なのだから冷静にいきます。
<優先出資証券>
先日の記事の通り、信金中金を売却しました。24日に決算を発表しており、今期は通常配当6,500円に加えて500円の特別配当が出ることになりました。6月末に7万円いただけるのが楽しみです。
<投資信託>
日本株、海外株、海外REIT、ともに最終2日間で16万円下げ、月間では6万円の小幅高に終わりました。5/1は海外株と為替が持ち直しているようですが、Sell in Mayを乗り切れるかどうか、淡々と見守ります。
<外貨MMF>
少し戻してきました。利下げ懸念がある中での豪ドルの上昇は資源価格か中国景気によるものでしょうが、よくわかりません。米ドルはレンジ相場が続いています。